プレスリリースとは、ストレートに言えばプレス(PRESS=報道機関)に向けたリリース(Release=情報公開、発表)のこと。ニュースや報道を一般世間に向けて配信する報道機関(マスコミ)にしてみれば、目新しくユニークな情報を提供してもらえるのは感謝の対象であるのが本来の姿です。
しかし、マスコミには毎日毎日、数百件のプレスリリースが届くうえ、プレスリリースとしてのマナーが保たれていないものも多く、残念なことに内容の善し悪し以前に、読まれる前に捨てられてしまうものが多数であり、その掲載率は1割にも満たないと言われています。
他にも色んな要素はもちろんありますが、プレスリリース掲載率UPのためには、最低限のマナーとして、受け取る側の記者が何を求めているかを送る側が理解した上で書くことが肝心だということをご理解ください。
プレスリリースを知っていますか?
大企業に比べて知名度があまりない会社には、待っててもマスコミなどから取材されるような機会はほとんどありません。プレスリリースは、このようにあまり目立たない中小企業でもマスコミの取材を呼び込む積極的な手段になります。
このページでは、プレスリリースの知識が全くない初心者の方でも、マスコミの希望するプレスリリースを執筆できるようになるまでの具体的な方法を、考え方から活用法まで順序立てて解説しています。
ここで解説している通りに実践してもらえれば、早い人なら3日ほどで、遅い人でも1週間ほどでプレスリリースを作ることができるようになります。
またすでにプレスリリースを書いたことがある方でも、もっとプレスリリースに対する意識を変革したり、マスコミ側の感覚を見直したりすることで、掲載率を向上する手段が学べるなど、いままで知らなかった使い方を知ることができます。
ぜひ、読んでいただき有効に活用していただけたらと思います。
プレスリリースの事例は↓↓で多数見られます!
嫌われるプレスリリースとは?
大企業に比べて、宣伝に使える予算が少ない、中小企業や個人事業主でも、強力な宣伝力を持つマスコミを味方につける有効な手段としてプレスリリースがあることを知るべきです。
しかし、マスコミには、毎日のように多くの会社から数百件ものプレスリリースが届いています。そのため、全てを読んで、全ての会社に対して取材をする事は不可能であり、プレスリリースを読む余裕も、会社に取材を行う余裕もないのが実情です。
また、マスコミなどの多くの取材担当者は、公益のための情報提供という意識を持つ人が多く、自分が書く記事によって世の中の役に立つ事をしたいと考えています。
しかし、逆に企業やお店などからのプレスリリースは、自分の会社の宣伝や商品の宣伝などが中心になっているものが多いギャップが生じており、積極的に取材をしたいと思えるようなものがほとんどありません。
プレスリリースはマスコミへのラブレター?
改めてプレスリリースとは、マスコミに対してA4サイズ1枚~3枚くらいの手紙を書いて送る行為です。受け取る側の気持ちを想像してほしいのですが、もらった手紙が自分の世界に入り込んで、自分のことだけを語るストーカー的な自己主張だけの売り込みのラブレターみたいなものだったらあなたは読みますか?
プレスリリースでは、ラブレターではありません。しかし、会社やお店の宣伝ばかりをするのではなく、受け取る立場の人に対して、相手の気持に立って伝えたい情報をシンプルに書く配慮が大切です。そうして初めて、「まずは読んでくれる」確率が高まるのです。
プレスリリースにも思いやりが大切?
プレスリリースは内容(記事になり得るネタ)が全てではありますが、まずは記者の気持ちに配慮しながら、事実に基づく正しい内容を書いて、正しい手順で送るというマナー意識も重要です。
自社の宣伝をするような内容をプレスリリースに書くことは、会社のあり方として間違っては居ないのですが、報道を担うマスコミにしてみると「それはCMや広告で出してくれ。うちは違う。」という考えを持っています。
手持ちの情報を押し付けるのではなく、それを記事として掲載するか判断する側の記者が必要としている情報を届けてあげる思いやりが大切です。しっかりと記者の気持ちがわかっている(ようにみえる)プレスリリースを送れば、取材に来てくれる確率は飛躍的に高まります。
プレスリリースをもっと活用するには?
プレスリリースの送付は、「1回限り」でも、「出して終了」でもありません。企業における営業活動で、「一度訪問して断られたから二度と行かない」という営業担当が失格なのと同様、タイミングや相手を微妙に変えながら手を変え品を変え何度もアプローチを繰り返すべきものです。
とはいえ、受け取るマスコミの都合もありますので、一定のマナーもあってのこと。ただしつこく何度もアプローチをするだけでは効果は出ません。また、必ずしも反応があるとはいえないため、心が折れそうになることもありますし、何度も送るためのネタ作りに苦労する広報担当者も多く居ます。
いずれにしても、告白しなければ伝わらないのと同様、マスコミからの取材は待っているだけでは来ませんので、怖がってないでまずは送ることが重要でもあります。
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