プレスリリースの目的をブランディングに絞るのがおすすめな理由とは?

マスコミに出るとどうなる?

プレスリリースとは、マスコミに出るために実施するのが目的です。しかし、マスコミに出た後どうなるかまで考えて実施する人は残念ながら少ないように思います。つまり、マスコミに出ることだけが目的になってしまっているのではないでしょうか?

もちろん、マスコミに出ることによって会社・商品・サービスの知名度を上げたり、あわよくば売上をアップしたりという効果を狙っているのはわかります。

しかしながら、テレビも新聞も見る人が10年前に比べても圧倒的に減ってしまい、スマホを見ている人のほうが圧倒的に多い現代において、テレビや新聞での知名度や売上アップ効果はどれほど見込めるのでしょうか?(身の回りの人やあなた自身、テレビや新聞を見てますか?)

間違いなく今でも言えるメディアの効果とは?

掲載結果は一生使えるブランディングネタになります。

どんなに汚くて狭そうな町の中華屋さん(失礼。。)でも、たとえ黄ばんでしまっているとしても、10年以上前に載ったグルメ雑誌や新聞の切り抜きが飾られているだけで、その写真がおいしそうに取られているだけで、「少しだけ期待してみよう」という意識は生じませんか?

また、異業種交流会などで名刺交換した何名かの名刺を眺めていたら、同業の人の名刺が複数見つかったとして、そのうちの一人の名刺に「2007年にカンブリア宮殿に出演!」と書かれていたら、ほかの同業の誰よりその人を信用しませんか?

マスコミに採り上げられたことがあるという事実は、どんなに年月が経っても色あせませんし、ちょっとした敬意を受ける対象になります。

自社サイトへ掲載すべきことを忘れずに!

ブランディングのために絶対にやらなければいけないこと。

それはマスコミに掲載した事実を、自社サイトや名刺に掲載することです。もちろん、自慢気な雰囲気は出さず、さりげなく「社会のためになる活動ができています。その評価をマスコミがしてくれました」という論調で書くのがコツです。

以前、弊社のセミナーに来てくださった会社の社長が、「そういえば昔、ガイアの夜明けにでたことがあります!」とおっしゃってビックリしたことがあります。何がびっくりしたって・・・ホームページにも名刺にも一切その事実が書かれていなかったことです。

謙虚と言えばその通りだと思いますが、同業の中で比較対象として考えている企業にしてみたら「それをもっと早く言ってよ・・・」って思うのではないでしょうか。

プレスリリースをやるなら自社サイトに「メディア掲載」ページを!

誰でも知ってる有名な番組、新聞紙面に掲載されたらもちろん、多少知名度が落ちる番組だったとしても、「テレビに出た」「新聞に出た」という事実は、周りからの多少の尊敬の目をいただけることに変わりはありません。

そして、そのことを一番的確にアピールできるのは自分自身であるということを忘れないようにしましょう。

シンプルな方法として、自社のホームページに、「メディア掲載実績」のページを作ってグローバルメニューにも入れることをオススメします。