プレスリリースがうまく行ってメディアに出られた後どうするの?

掲載後のアフターフォローの重要性

プレスリリースがメディアの反応を引き出し、何かしらのご縁で出演または掲載されたとなれば、それはかなりの幸運です。(悪いニュースとして出されたのでなければ。。)まずはご自分の運の良さを誇るべだと思います!

しかし、それをただ幸運として受け止め、「良かったね!」だけで留めるのではなく、掲載された後に何をするかが非常に重要です。

実際、多くの会社で「むか~しテレビに出たことあるけど、特に何も起こらなかったよ!」と言っている声を聞きます。

テレビ出演、新聞掲載の効果はどれくらい?

弊社のプレスリリースセミナーで冒頭必ず聞くことがあります。

「この中で新聞をとっている人はいますか?」
「テレビを日常的に見ている人はいますか?」

このコラムをお読みのあなたはいかがでしょうか?

体感上で、3割くらいしか手が上がってきません。メディア掲載を狙うプレスリリースのセミナーなのにそうだということは、少なくとも全国的にもこの水準を大きく上回ることはないと思われます。

残念ながら現実の話、プレスリリースが成功してテレビや新聞に出たとしても、見つけてくれる人はそんなにも多くありません。

掲載結果を自己PRする意義

そこで、何をするべきかというと、弊社のお客様には、出た事実はなるべく自分で広めるようにオススメしています。

もちろん、自慢気に話すのではなく、あくまで情報提供的な意味合いと、日頃の感謝を込めてお伝えするというスタンスが重要です。

どんなにテレビや新聞の視聴数や発行部数が下がって、昔に比べて見られないメディアになってしまっているとしても、「すごいですね!」「おめでとうございます!」という嬉しい言葉をいただくことはほぼ間違いなくできます。

また、「新聞に載ると親が喜ぶ」「テレビに出ると子供が喜ぶ」ということは今でも起こります。さらに家族だけでなく、お客様や身近な仲間など、自分の選択、または自分の仲間が世の中に認められた気がして嬉しくなるものなのです。

そんな皆様に喜んでいただくために、感謝を込めて出演・掲載の告知をしたほうが良いと思いませんか?やってみるとその反響に驚くと思います。

自社サイトに掲載する

メディアに取り上げられた事実は、残念ながら多くの人は気付きません。気づいたらすごいと言ってくれたり、喜んでくれたりするのに、伝えないのはもったいないです。

また、初めて御社を知った人にとって、メディア掲載の事実は、何よりの安心になります。そのため、御社を知るきっかけとなるホームページにも掲載することが必須とお伝えしています。

名刺交換をしただけの相手でも、少し興味があれば帰りの電車でスマホを出してホームページを見るものです。そこで伝える印象は大切です。

お礼状を送るときの注意!

また、数ある競合の中から、自社を取材先に選んでくれたメディアの担当者にも、感謝を伝えることは重要です。可能であれば手書きの封書で、そうでなくてもメールなどで感謝の意を伝えましょう。

ただし、あくまで取材先に選んでくれたことへの感謝と、結果として、身の回りの人が喜んでくれたこと、困っていた潜在的なお客様に感謝されたことなどに対してだけお礼することが重要です。

「取材のおかげで売上が上がりました!」というお礼はNGですので気をつけてください。二度と取材に来てくれなくなります。

またメディアに取材されるための備え

なぜうまくいったのかを分析しておくことも重要です。書きながら計算したことと、運の部分も含め、次回また再現できるイメージを掴んでおくと再度取材を受けられる可能性が高まります。

どのようなプレスリリースが評判がいいのかを他社のプレスリリースを読んでみて分析することも重要です。

その傾向さえつかめば、反響の高いプレスリリースを増やしていくこともでき、記者の信頼をつかめば、自社のプレスリリースは確実に掲載される良い循環が生まれます。

闇雲にプレスリリースを発行するだけでなく、分析を同時に行い、どういうものが掲載されやすいのかを記者に聞いてみるということをして、そのメディアだけでなく、別のメディアにも取り上げられるような施策をやっていくことが大事です。