記者にとってのプレスリリースって?
世間に向けて信頼される情報を配信したいなら、マスメディアを通じてするのが一番です。テレビや雑誌や新聞、そして業界紙等、こういったメディアに自社の物やサービス、そして活動や企業理念を広告でなく記事やニュースとして取り上げてもらえば良いPRとなります。
ただ既に大企業を中心として日常的な広報活動の一環で、プレスリリースをしている可能性が高いです。マスメディアの人たちには連日、多くの企業と自治体、組織から数百通におよぶプレスリリースが届くため、受け取る記者の方が全てに対応することは不可能です。
プレスリリースを送るだけではない記者への情報提供の仕方とは?
FAXやメール、郵送でプレスリリースを送ることだけに頼った方法では、効率の良い広報活動が出来ませんので、現状の環境に合致したやり方に転換してみましょう。
最近の記者が、いわゆるテレビや雑誌のネタを探す時によく参考にしているのが、ネットのSNSやブログです。インターネットは最大の情報源であり、自己主張が強くなりがちなプレスリリースよりも、変に染まっていない新鮮なネタが得られるSNSやブログの方を、主体的にネタ元として採用し始めています。
SNSやブログがネタ元に?
昨今、大手企業が挙ってSNSやブログを開設しています。そして、大手企業の公式広報とは思えない程、砕けた宣伝メッセージやユーモラスな広報活動をネットで開始しています。
そういった一見奇抜とも見える広報戦略が、実はマスコミの記者の方々には新鮮に映ります。事実として、そういった型破りな宣伝をする企業のSNS等がテレビや新聞に挙って取り上げられています。どんなメディアでも掲載されておくことは企業としての強みになりえるのです。
信頼性は大切なキーワード
SNSやブログでの一風変わったカジュアル過ぎる広報活動はコアなネットユーザー向けに行っている、と思われがちです。しかし、いわゆる緩いネタを探しているテレビマンや新聞記者の目に留まりやすく、色々なメディアへと伝播しやすいため、実は巡り巡って老若男女へと企業の伝えたいメッセージが伝わります。
SNSやブログを通じて記者が知り、それがまだまだ高齢層にとって有効な情報源である新聞やテレビで採用される。そんな流れが生まれつつあることを理解することも広報戦略として大切です。
ただし、公式SNSで緩い投稿をするのも良いのですが、新聞やテレビなど、責任のあるメディアにとって信憑性のない情報は当然NGであり、それだけでは掲載に行きつかないことも理解すべきです。
あくまで、信頼できる情報源としてホームページや他のメディアへの掲載実績があり、そのうえでようやくユニークな情報が生きてくるという順番なのです。